今日から使える!心と体の健康科学

【衝撃】腹筋を42日間したら効果はどうなるのか?という研究結果

どうも杉山です!

みなさん体型に対する憧れってありますよね?特にお腹まわり。

男性なら腹筋を引き締めてバキバキにしたいだったり、

女性だったらお腹まわりの脂肪をとってくびれを作りたいなど

とくに夏本番3ヶ月くらい前になると男性陣は、

「ちょっと夏までに腹筋バキバキにしたいから筋トレしているんだよね」

女性陣なら、

「夏前までに完璧なクビレを作りたい!」

など騒いで集中的に腹筋トレーニングをするひとが急激に増えますよね。

では実際に腹筋をするとどのくらいお腹を引き締める効果があるのか?どのくらい脂肪を減らしてくれるのか?

実際のところ気になりません?

じつはその答えがわかる論文があるのでみなさんにこの情報をシェアしていきますので、

ぜひ最後まで見ていただけたらと思います。

You Tubeでも見ることができるのでチェック↓

目次

腹筋の効果を確かめる実験内容

ではさっそく本題にはいっていきますが、ここから実験内容を簡単に説明していきます。

これはアメリカ、サザン・イリノイ大学の実験で、

この研究の目的は腹筋運動が実際にどのくらいお腹の脂肪に影響をもたらすのか?という実験でした。

参加者は普段からあまり運動をしない18歳~40歳の24名、そのうち14人が男性、10人が女性です

まずは事前に体脂肪や筋肉量を測定してもらったあと、

どのくらい差が生まれるのかを検証するため2つのグループに分けます。

  • 一つ目はめちゃくちゃ腹筋運動をするグループ
  • もう一つはなにもしないグループ

そして期間は6週間、つまり42日間で、

両方のグループとも食事量に差が出ないようカロリーを調節します。

腹筋をするグループのメニューとして腹筋の定番である7種類のトレーニング、

通常の腹筋シットアップや、足を伸ばして上下に脚を動かすレッグレイズなど。

そして回数は7種類それぞれを10回2セットずつ、つまり回数で言えば計140回です。

筋トレしているヒトからすれば余裕かもしれないですけど、運動していないヒトからすれば結構きついかもしれませんね。

でこれを1週間のうち週5日間やります。

つまり簡単にまとめると42日間のうち30日間トレーニングをして、

1日140回の腹筋運動をするとどうなるのか?っていうことですね。

では6週間後、再度測定しなおしたらどんな結果になったのか?

腹筋にうっすら筋がでてきたのか?

それともくびれができて体重も落ちたのか?

その結果はなんと、

内容として体重、体脂肪率、腹囲にたいしてほとんど変化がなかったということです。

30日で計4200回も腹筋をしてきたのに効果がないってかなりショックですよね?

おすぎくん

効果がなかった!?じゃあ腹筋してきた意味…

腹筋の意味はなかったのか?

じゃあ腹筋してきたことはすべてムダだったのか?

と言うとそんなことはなくて、

全くなにもしなかったグループが腹筋回数(32±9回)に対して、

腹筋をめちゃくちゃしていたグループは(47±13回)という結果が出たので,

つまりなにもしていなかったグループよりも筋肉の持久力は大幅に改善したということですね。

じゃあなぜお腹周りに変化が全く表れなかったのか?

その理由は2つあります。

1.カロリー消費量が少ない

一つは腹筋のカロリー消費量が壊滅的に少ないということですね。

腹筋って体型によって変わるんですけど30回やったとしてもたった8カロリーしか消費されないのです。

つまり一日140回やってもだいたい36.7カロリーくらいでそれを30日かけたとしてもだいたい1100カロリー。

で体重1キロ減らすのに7200カロリー必要なので、

腹筋だけをしたとしてもたった30日で150gくらいしか変化しないです。

そしてその落ちた150gもお腹の脂肪ではなく全身の脂肪から落ちていくので、

お腹の変化に現れなかったということですね。

2.基礎代謝が上がらない

そして2つ目が腹筋自体の筋肉量が少ないので鍛えて発達しても基礎代謝が上がらないということです

基礎代謝って簡単にいうと、何もしなくても消費してくれるカロリーで、

全身の筋肉量が増えれば増えるほど基礎代謝は上がって、カロリー消費を高めるので痩せやすくなるんですけど、

腹筋自体の筋肉が小さいので、鍛えたところで対して基礎代謝が上がらないんですよね。

だからこそ実験でお腹の変化がみられたなかったと予想することができます。

つまり夏前に家で腹筋しかしないトレーニングは持久力を上げる効果しかないので、

お腹だけ引き締めようと頑張っていた人たちの努力は残念ながら、無駄に終わってしまっていることがこの実験でわかりましたね。

まとめ

今回をまとめると

  • お腹をバキバキに割りたいとかくびれを引き締める場合には腹筋運動だけではだめ
  • そして引き締めたいなら腹筋運動をすると同時に食事のカロリーを減らしたりジョギングなどの有酸素運動とセットでやろうという内容でした

よく部分痩せという言葉が流行っていますよね?

お腹を引き締めたいから腹筋するとか、

二の腕を細くしたいか腕の運動をして鍛えるとか色々ありますけど、

今回の実験通り、部分的に鍛えても実際には脂肪を落とすことができないということが同時にわかりましたよね。

たとえ変わったように見えたとしても、

実際には脂肪の量は変わらず筋肉の形が変わっただけという場合がほとんどみたいです。

なので脂肪を落として理想のカラダを作りたいなら、

やっぱりカロリー計算だったり筋トレして基礎代謝を上げたり有酸素運動を避けることできないということですね。

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【参考文献】
The effect of abdominal exercise on abdominal fat.

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