おすぎくん
五右衛門
おすぎくん
聞いてよ、いつも僕をマウンティングしてバカにしてくる人がいるんだ!
五右衛門
でも猫社会にもそんなヤツはやまほどいるぞ。
おすぎくん
どのように対処すればいいのかな?
五右衛門
とりあえず「金のだしカップホタテ味」をくれ、最近あれにハマっているんだ。
どうも!
食べ物を落とし「3秒ルールだから!」と言って食べる人がいますが、
「落とした時点で菌ついてるから!」と思う杉山です!
五右衛門
人と付き合っていれば、侮辱したり、ケチつけたり、見下して上から目線の人は必ずいます。
きっとあなたもバカにされて腹が立ったという経験があるかもしれませんね。
でも被害を受けたあなたも可哀想ですが、
じつは見下している相手の方がずっと可哀想なのかもしれません。
なぜなら人を見下す心理として、ある心理が隠れているからです。
そこで今回は、
「なぜ人を蔑(さげす)む人がいるのか?」
「その人の持つ心理は?」
これらを深堀りしていきたいと思います。
きっとあなたはこの記事を読み相手の心理を読むことで、
優しくなり、バカにされたとしてもイライラを緩和することができるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
では本題になっていきましょう。
動画でもわかりやすく解説しています↓↓
おすぎくん
五右衛門
目次
バカにする定義の確認
ここで共通認識を一つとっておきたいと思います。
これから話す「バカにする、見下す人の心理」はあくまでも、
誰も得をしない、ただ人を傷つけるなどの、
「ネガティブに人をけなす」心理を前提に話しています。
逆に「ポジティブに人をけなす」
- 相手と上手にコミュニケーションをとるためにバカにする
- その場の空気を和ませて笑いをとるためバカにする
この場合は除いていますので注意してください。
人はみんな優位に立ちたいという潜在意識がある
さっそく、本題に入っていきたいと思うのですが一つ知ってほしいことがあります。
それは人間の本能として、
「自分は他人よりも優位に立ちたい、優劣をつけたい」
という心理が根底にあります。
これは人間に限らず犬・猫・猿など知能の高い哺乳類の間でも、優劣をつけるという本能があります。
これは人類の始め、原始時代から始まった生存競争の本能であり、
いま現代の学校、社会、親、友人が刷り込んだものであって、
優位に立ちたいという気持ちは性格ではありません。
生存競争の激しいなかで「他人より優位に立つことで生き延びる」という本能が今もなお、
人間の遺伝子に組み込まれているのです。
おすぎくん
人は周りの人間よりも優れていると思っている
人間は、「自分を高く評価したい」という脳のメカニズムについて研究の結果でも証明されています。
心理学では、人には「自分は平均より優れている」という思い込み(優越の錯覚)があることが知られているが、この錯覚が脳内の異なる部位の連携の強弱や、神経伝達物質に影響されることが、放射線医学総合研究所などの研究で分かった。
錯覚の程度には個人差があったものの、多くの人が、自分は平均より約22%優れていると自己認識する傾向にありました。
参照元:https://www.jst.go.jp/pr/announce/20130226/
このように人は「自分は平均より優れている」という「優越の錯覚」があります。
そしてバカにしたりする人の心理として「あなたより、自分の方が上なんだよ?」と、
相手を見下すことで、相手の価値を引きで下げ相対的に自分の価値を引き上げようとする心理が根底にあるのです。
こういった相手を下げ自分の価値を上げるという心理を「引き下げの心理」と呼び、
相手を下げることで自分の自尊心を守り、心のバランスを保とうとしているのです。
周りから評価されている人間であれば相手を下げずとも満足できるので、
人をバカにして自分の価値を下げようとしませんが、
周りから認められていない、周りの自分に対する評価に不満を感じている人の場合には、
無理矢理に相手の粗や欠点を探し、
相手を下げて「自分のほうが有能なんだ」と優越感に浸ろうとするのです。
五右衛門
男女によって優位になろうとするポイントが違う
男性は権力や地位、経済力で優位に立とうとする
男性は他人の権力や地位、経済力にとても敏感で自分と比較しようとします。
たとえば学歴や収入、職業、女性からモテるなど。
この習性は原始時代までさかのぼり、
男性にとって獲物を捕まえる能力が何よりも周りから尊ばれました。
生き延びるための獲物を獲得することは、
能力を持つ素晴らしい男であり素晴らしいリーダーと認識される時代で、
逆に獲物を獲得できない男は頼りにならないダメな夫として認識されていたのです。
このように人類の記憶からわたしたちの遺伝子に刻み込まれており、
その習性は形を変えど今も変わりません。
獲物をとる=養う能力がある=能力が高いと考えるのであれば、
収入が高い男=養う能力がある=能力が高いと言えます。
そしてそれを象徴するのが地位や権力、経済力です。
男性は能力主義であり、他の誰よりも優れていようとしますし、自分の能力をアピールしようとします。
ただ人をバカにする人は、
優位に立とうとするも能力で勝てないとわかると劣等感を抱いてしまうので、
相手の粗を探し、
「俺は負けてないぞ」
と違う部分でマウントを取ろうとしバカにするのです。
つまり劣等感を隠すために見下すという考え方もできるでしょう。
おすぎくん
女性は男性関係、恋愛関係で優位に立とうとする
女性は男性関係において敏感になりやすく、
養う事のできる男=能力が高い男を捕まえることで他の女性よりも優位になりたがる傾向があります。
これも男性と同じように原始時代、人類の始まりの記憶から遺伝子に組み込まれています。
原始時代の女性にとって他の女性よりも優れていることは、
食料確保の厳しい時代に、
獲物を捕まえる能力に優れた男性から選ばれる方法であり、生き延びるための方法でした。
それが原因で女性同士は競争し、それに勝つことで快感を味わいたがるのです。
しかし全員が勝てるわけではなく、負ける人はこの優越感を得られずに自己劣等感を意識下で増やし続けることになります。
現代の例でいえば友人の「結婚」です。
ある女性が結婚相手を必死に探しているなか(できれば能力が高い男性)、友人が結婚をしたとします。
本当に心から喜べるか?と言われると実際はそうではなく、
独身で相手を探している人にとって、友人を祝いたい反面、悔しいという複雑な気持ちという人はたくさんいます。
実際にある雑誌が行ったアンケートによると、友人の結婚式を「正直喜べない」と選んだ人のほとんどは未婚の人という結果が出ています。
その喜べないという気持ちは悔しいという嫉妬だったり敗北感だったり、
結婚することで上位になれるという錯覚があるからこそ、
つまり裏を返せば優位に立てなかったから起きる感情を意味しています。
このことから女性は男性関係や恋愛関係において敏感であり、優位に立とうとする傾向があります。
五右衛門
その人の持つ男性脳、女性脳の割合によっても考え方は変化するぞ。
人をバカにして見下す人の心理
人間の本能は優位に立ちたがるというお話をしました、
しかし人はなぜバカにしたり見下すなどの行動に出てしまうのか?
すべての根底には「負けたくない」という人間の本能と同時に、
その人の持つ性格やその人の心理状態が絡んでくるからです。
ここからが本題です。
人を見下してバカにする人の心理を詳しく解説していきましょう。
上から目線で人をバカにする人の心理1.攻撃的な性格だから
人をバカにする人の心理として、
攻撃的な性格が原因と考えることができ、その背景として親の教育が大きく絡んでいるケースがとても多くあります。
攻撃的な人の過去によくあるのが、
子供のころ、両親からダメ出しばかりをされていて、ありのままの自分を受け入れてもらえる環境ではなかったなどです。
その場合は健全な自信が育たず、自分を認めることができなくなってしまうのです。
また親が攻撃的な人の場合や、プロセスよりも結果や勝ち負けですべてを決める人だった場合にも攻撃的な性格になることがあります。
心を休める環境がないために「戦わないと攻撃される」と思い込んでしまうからです。
家庭環境は大きな要因ではありますが、もちろんそれがすべてとは限りません。
後天的での環境や本人の性質や気質も関係しています。
自信を持てなくても「自分を認めよう」と自分を受け入れることができればいいのですが、
それができない場合は攻撃的な人になってしまうのです。
おすぎくん
上から目線で人をバカにする人の心理2.自信がない、強い劣等感がある(コンプレックス)
人は自信がなくなり不安になると、
「自分は駄目なんじゃないか?」
「自分は頑張ってないんじゃないか?」
「相手に負けているんじゃないか?」
など考えてしまうようになります。
そんなときに誰かと自分を比較し相手の粗を探すことで、
あたかも勝っている(負けていない)と感じ、自分のなかで安心感を得ようとします。
またコンプレックスが強い人は、そのコンプレックスの対象に引っかかるような行動を取る他人を見ると嫌悪感を抱き攻撃的になります。
その結果見下すという行動をしてしまうのです。
たとえば学歴にコンプレックスがある人は学歴ある人を見ると、
「学歴あっても仕事ができなければ意味ないでしょ?男は経済力だから笑」
この反対もあります。
「あの人仕事はできるかもしれないけど、最終学歴はFランでしょ?行く意味あったのかな?」など。
美に関して言えば、
顔にコンプレックスがある場合、イケメンに対して、
「顔はイケメンだけど、身長が残念だよね…笑」
結婚したくてもできないというコンプレックスに対し、違う女性が結婚した場合に、
「結婚相手の男性、職業〇〇でしょ?将来大丈夫かな?」
このように自分で勝るものを探してマウントを取ろうとしたり、欠点を探して相手を優位に立たせないようにします。
これらの行動はコンプレックスが強ければ強いほど攻撃的になると同時に、心のどこかで羨ましいという気持ちがあるのです。
おすぎくん
上から目線で人をバカにする人の心理3.怖がっている、見下されたくない
昔、私の友人に物事にとても批判的で、人をすぐにバカにしたり見下す発言を繰り返している人がいました。
言ってる内容自体は的を射ていて正論ですが、
「クズやカス」「レベルが低い」などの言葉を使い、他人をこき下ろすのです。
しかし学歴はあるものの職を転々とし、無職歴が長いときもありました。
きっとあなたの周りにもこういう人がいると思います、
言うこと言うけど自分はどうなの…?という人。
こういった人は他人から見下されることを恐れています。
「自分はすごい人間ではないといけない」という気持ちが強いが、
今の自分に自信が持てなくて不安だったり、周りの自分に対する評価に不満だったり。
そういったネガティブな自分の感情を埋めるために相手を見下して優越感を得る、
けど本当は自分が攻撃されるのが怖いのです。
だからこそバカにされる前に、
相手をバカにすることで自分が上にいるような気持ちにして安心感を得ようとしています。
きっとあなたの周りにもいると思います、いつも人からバカにされないように周りをけなして必死に生きている人。
そういう人は心の中でバカにされないかいつだって怯えているのです。
五右衛門
おすぎくん
上から目線で人をバカにする人の心理4.憧れ、羨ましい、嫉妬心
日頃から不自由を感じて我慢して生きている人は自由や夢、何かに向かって頑張っている人をバカにする傾向があります。
しかし、それは憧れているのにできない羨ましいという自分への裏返しと考えることができ、
たとえばあなたが目標や夢に向かって頑張っていることに対し、バカにする人がいたとします。
その人は目標や夢に挫折した人、もしくはやりたいけど行動できないという人です。
「君にはできないからやめておきな?」
だからこそ、自分と差をつけられたくない、もしくは羨ましくてケチをつけたくなるのです。
そして夢を追いかけていた人が失敗したときに、
「ほらね?残念でした笑」
と攻撃的になるのがこういった人の特徴です。
そして失敗した人が再び頑張ろうとしても「どうせムリだよ、君には笑」と言って相手を落とそうとします。
これは優位性の心理が働き、あなたに成功してほしくないという心理があります。
とくに今の自分に満足しておらず悔しい思いをしている、不満だらけの場合にその攻撃性は強くなり、
こういった人が「ドリームキラー」になるのです。
五右衛門
上から目線で人をバカにする人の心理5.ただの暇人
ただの暇人も見下してバカにするという傾向があります。
周りの同僚や友達で、
「毎日つまらないよね~何かおもしろいことない?」
と言う人ほど他人を貶めていることが多いと感じたことはありませんか?
暇人は夢中になることがなく、余計なことを考える時間がたくさんあるため、
バカにするという発想が生まれる機会も多くなります。
学校のいじめで例えて見ましょう、
中学1年生時は慣れることで精一杯なので、いじめが起き始めるのはたいてい6月、7月頃と言われています。
そして2年生になるとそのさらにいじめは悪化しますが、3年生になるといじめは段々なくなります。
なぜなら3年生は受験が始まり内申書が気になり自分の進路を考える時期で、
余計なことを考える暇がなくなることから、いじめが落ち着くと言われています。
そしてこれは高校でも同じことが繰り返されます。
このことから人をバカにしたり悪口言う人は、
- 暇人
- 何にも挑戦しない人
- 何もしていない人
- 目標がなく不満を持って生きている
ということがわかります。
またネットの誹謗中傷書き込みを見ていてもわかります。
生きる上で明らかに優先順位の低い行動の、
「誹謗・中傷」を熱意を持っておこなえるのは自分のなかで目標がないこと、
そして仕事が忙しいとしても、貴重な時間を人の悪口に使えるのも同じことが言えるでしょう。
いつだって向上心が高い人や、なにかを夢中に追いかけている人は、
悲観的にならずに相手に感化され自分も努力しようとします。
おすぎくん
例外
人を見下す中にも優位に立ちたいなどの欲求がなく、3つの例外パターンがあります。
一つずつ解説していきます。
自分に自信がありすぎて見下してしまっている
調子に乗って人を見下す、いわば天狗状態を指します。
あるアンケートで全国10~60代の男女1,721名を対象に、「うぬぼれについて」の調査を実施した結果、
「天狗になっていた時期がある」と答えた人は、全体で32.4%と一定数いることが判明したのです。
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,721名を対象に、「うぬぼれについて」の調査を実施。
「天狗になっていた時期がある」と答えた人は、全体で32.4%と一定数いることが判明したのだ。
参照元:https://sirabee.com/2019/06/23/20162103754/
本人は思っている以上に調子に乗っていることがあり、
知らないうちに失言していることも多々あるでしょう、そして本人はそれを気づいていません。
究極のサド、サイコパス
SMでご存知の「サド」ですが、
サドの人は精神的苦痛を与えることによって快楽を味わっているので、
優位に立ちたいという気持ちはあるものの、
もはや劣等感でバカにして安心感を得たいということとは関係ありません。
ただ単にバカにしたり見下すことで性的興奮を覚えているのです。
またサイコパスの人は「自分は優秀」という自覚が強く、自分に自信があることからよく自慢話をします。
そして共感力が欠如しているということから、これを言ったら傷つけてしまうかな?という気持ちがわからないため、
平気でバカにしたり見下したりします。
親から植え付けられた場合
「〇〇はダメだ」
「〇〇すべきだ」
という考えを親から植え付けられた場合、
その思考が強ければ強いほど劣等感や優位性関係無しに人を見下しやすくなります。
たとえば、子供のときに親から、
「勉強の出来ない奴はダメだ」
「男は最低でもMARCH以上に行くべきだ」
「世の中は、すべて金だ」
と言われ続けて育った人間は社会で成功し、富や地位、名声を手に入れても他人を見下す傾向に有ります。
子供の頃に構築された考え方はなかなか変えることが難しく、
それが常識で育った人からしてみれば、それ以下を生きる人は普通以下に見えてしまうのかもしれません。
対処法
友達なら相手を褒めてあげる
もし人をバカにする人が自分にとっての大事な友達とするならば、その友達を褒めてあげるようにしてください。
人をバカにするという行動は劣等感だったり自信のなさが元凶の場合がほとんどで、
褒められることが好きな人が多いです。
そして褒めてあげることで自尊心が満たされ、
バカにしたり見下すという行動をしなくなる可能性もあります。
ムカつくならドーパミンを分泌させない
バカにする人は相手を見下すことで優越感に浸り快感ホルモン「ドーパミン」を分泌しています。
そして自分の発した言葉により反応を得られることに対して大きな喜びを感じます。
なのであなたがバカにされたときにネガティブな態度(ショックを受ける)を見せれば、
「自分のほうが優位に立っているんだ!」
とドーパミンが分泌されそれが快楽へと変わってしまいます。
なのでこのドーパミンを分泌させないためにもネガティブな反応をするのではなく、
ポジティブな反応で返してあげましょう。
たとえば仕事中に相手が、
「こんなのもできないの?」
とバカにしてきたのなら、
「すみません…」
と答えるのではなく、
「自分の弱点が見つかってよかったです、ありがとうございます!」
このようにポジティブ返しすることで、
屈しない相手に複雑な感情を抱き、モヤモヤするでしょう。
関わりたくないなら距離をとってスルー
人をバカにする人をかわす方法として「反応しない」のも一つの手です。
聞いてるあなたもストレスが溜まってしまいますし、疲れてしまいます。
仕事上関わらないといけないという場合でも、できるだけ話す機会を減らすようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
バカにされてツライのはあなたではなく、本当はバカにしている本人なのです。
そしてほとんどの場合、
誰かに対して抱いている気持ちや行動というのは、実は自分自身に対する気持ちや行動で、
人に対して優しい気持ちを抱いているときは自分に対しても優しい気持ちで接し、
逆に、人に対してネガティブな気持ちを抱いているときは自分自身に対してもネガティブな気持ちで接するものです。
この法則を当てはめると、人をバカにしているときには、自分自身を心のどこかでバカにしていることになるのです。
きっとこの心理を知っておけば、あなたが誰かからバカにされたときにイラッとする感情が緩和することができると思います。
また、
「人をバカにすることは自分をバカだといってるのに等しい」
とあなたも心のなかに刻んでおき、あなた自身も発言には気をつけましょう。
長文でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
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