おすぎくん
五右衛門
おすぎくん
スマホ?PCが原因?
五右衛門
おすぎくん
使いすぎはカラダに良くないの?
五右衛門
スマホがカラダに与える影響について知っているか?
おすぎくん
どんな影響があるの?
五右衛門
太りやすくなったり、大脳の縮小、そして脳腫瘍の確率が通常よりも3倍、そして…
おすぎくん
五右衛門
おすぎくん
五右衛門
どうも!
クリスマスのイルミネーションに力を入れている家を見ても「キレイ!」という感情よりも、
「電気代いくらかかっているんだろう?」と現実的に考えてしまう杉山です!
いまやわたしたちの生活に欠かせない携帯電話。
東京都が発表した調べによると、
スマホの利用率は小学生でも41.8%を占め、中学生は85.0%、高校生は94.0%にも上ります。
大人だけでなく子供までもがスマホを持ち、SNSや動画、ゲームを利用するのが当たりまえの時代になりましたね。
周りを見渡せば電車の中、ファミレスに行ってもスマホをいじる人々、
歩きながら、自転車に乗りながら、車を運転しながら、社会問題になっている「ながらスマホ」
とても便利なスマホですが、その一方でスマホを使うことによって起きている問題もたくさんありますよね。
そこで今回取り上げる記事はスマホが与えている問題の一つ、
それはあなたのカラダに起こる「悪影響」についてです。
これは日本にとどまらず、世界的にも取り上げられているトピックです。
あなたは何気なく毎日スマホをいじっていると思いますが、
そのスマホがあなたを苦しめている、もしくは今後苦しめる可能性があります。
この記事を読んでスマートフォンの危険性と、その対策について、しっかりと理解しておいてもらえたらと思います。
おすぎくん
目次
スマホが与える悪影響1.視力の低下
スマホを使うことによって視力が悪くなると言われており、その理由として2つあります。
1つ目は、目の筋肉の硬直です。
人は物を近くで見るときに目の筋肉(毛様体筋)が水晶体を収縮させてピントを調節してくれます。
しかし長時間スマホを見続けることは目の筋肉に負担をかけてしまい、
その結果、筋肉が硬直して目の疲れ、視力低下につながるのです。
2つ目がブルーライトによる目の酸化です。
長時間に渡ってブルーライトを浴び続けると、目の細胞内で活性酸素(細胞がさびる)が発生することで、
目の老化が促進されてしまうのです。
おすぎくん
五右衛門
スマホが与える悪影響2.睡眠の妨げ
寝る直前までスマホが手放せない「寝る前スマホ」をしている人はとても多くいます。
しかし「寝る前スマホ」が睡眠の妨げに大きく影響していることがわかりました。
アメリカの小学生と中学生を対象にした調査では、
寝室にスマホを置いて寝る子供の方が睡眠時間が約20分短く、睡眠不足を感じている割合が高いことがわかったのです。
日本でも同じように調査をした結果、
スマホを使う寝る前に使う頻度が多い人ほど、睡眠の問題を抱えていることがわかっています。
その原因として、一つは興奮ホルモンの「ドーパミン」の分泌です。
いまやスマホのSNS、動画、映画などのコンテンツは人の欲望を満たし、ドーパミンが頻繁に分泌することがわかっています。
しかし結果的に、そのドーパミンが脳を興奮させ、覚醒状態になることで眠れなくなってしまうのです。
またブルーライトを浴びることにより睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量の抑制されて睡眠が妨げられています。
このメラトニンは睡眠を促すホルモンで暗い環境にいると分泌され、人間の体内時計を上手に調節してくれます。
じつは、わたしたちの「朝起きて夜眠くなる」という習慣はこのメラトニンのおかげなのです。
しかしメラトニンは朝日などの太陽光を浴びた15時間後に分泌の増加が始まるのですが、
寝る前にスマホを見ることで、
脳がブルーライトの光を太陽の光と勘違いしてしまい、睡眠ホルモンの分泌を抑制してしまうのです。
それが原因で寝むれないだけでなく、体内時計を狂わせてしまうという結果になるのです。
うつ病を患っている人が医者の先生から、
「太陽の光をしっかりと浴びるようにしましょう」
と言われるのは、このためだったのです。
五右衛門
スマホが与える悪影響3.太りやすくなる
スマホをいじりすぎることで体重増加を加速させるという研究があります。
その理由として、さきほど話したようにスマホをいじることで睡眠ホルモンの分泌が低下し、脳に異常が起きて食欲が増えてしまうからです。
また睡眠の質が悪くなることから、成長ホルモンが分泌されず代謝が下がり太りやすくなってしまうのです。
もう少し詳しく話すと、
睡眠不足で「レプチン」(食欲を減らすホルモン)が減ってしまい、
逆に食欲を増す「グレリン」(食欲を増進させるホルモン)の分泌が増えることで食事の量が増えてしまい体重増加を加速させてしまうのです。
またスマホをいじりながらの食事も危険です。
バーミンガム大学が行った実験では、
39人の女性を以下の3つのグループに分け、
- スマホでゲームをしつつ食事(集中レベル低)
- ボードゲームをしつつ食事(集中レベル中)
- ひたすら食事に集中(集中レベル高)
その後、全員がどれだけ間食をしたか?を調べたところ、
- スマホでゲームをしたグループは、食事に集中したグループよりもお菓子を69%多く食べた
- ボードゲームをしたグループは、食事に集中したグループよりもお菓子を28%多く食べた
という違いが出たのです。
このことから食事に集中するほど、その後の間食は減っていくということがわかったのです。
この理由として食事に集中すると食べたものがより鮮明に記憶され、
結果として食事の満足度は上がり、
その後の摂取カロリーも少なくて済むようになるということです。
おすぎくん
スマホが与える悪影響4.脳腫瘍の確率が3倍も上がる
WHO(世界保健機関)は2011年に、携帯電話を発がん性を持つ危険有害物資に指定しました。
発がんする原因としてはスマホが放つ電磁波が原因です。
ロサンゼルスの神経学の専門家であるKeith Black博士によると、
携帯電話は「食べ物の代わりに脳を電子レンジに入れているようなもの」と述べています。
また、スウェーデンでの行われた調査で携帯の使用量が多い人は25年後に、
少ない人にくらべて25年後に脳腫瘍を発症する確率が3倍以上になったということも発表しています。
ただ3倍と聞くとすごく発生率が高いように聞こえますが、
「悪性腫瘍」になる確率が0.005%なので25年後で0.016%になるというレベルです。
危険度についてですが、WHO(世界保健機関)のクラス分けによると、
カフェインやピクルスの発がんリスクと同じぐらいなので、
そこまで気にしなくてもいいと思いますが、脳腫瘍になる確率はたしかに3倍になるようです。
五右衛門
スマホが与える悪影響5.大脳が小さくなる
これはアメリカ国立衛生研究所のリサーチで、9〜10歳の子供を対象にした研究が元になっています。
似たような調査は過去にもありましたが、今回はABCD研究という問題に特化したデータセットを使っており調査の本気度が違います。
その結果、
1日に7時間以上スマホやPCの画面を見てる子供は大脳皮質が小さい
という結果が出たのです。
この大脳皮質は脳の3分の2を締めており、実行機能(決断)の働きを司っています。
人がなにかを決断するときに使う能力で、
この機能が低下することで、意思が弱くなったり、我慢ができない人になってしまいます。
ただ1日7時間以上画面を見ている人は実際に少ないと思いますが、
見続けることは脳の縮小につながるということがわかります。
五右衛門
スマホが与える悪影響6.コミュニケーション能力の低下
スマホがあれば、すべて完結するため一人で時間を潰すことは苦ではありません。
いまの日本人が使うスマホの一日の使用時間は「3時間7分」と言われており、
2017年では「2時間51分」に、つまり16分も増えたことになります。
そしてこれから新しい回線「5G」がくることで、
日本人のスマホの使用時間は、もっと増えていくことが予想されます。
しかしこのスマホを使用する時間がわたしたちのコミュニケーション能力を低下させてしまいます。
なぜならスマホを見ている時間は、人とコミュニケーションを交わしている時間ではないからです。
コミュニケーション能力は=コミュニケーションの経験値であり、
人と関わる時間が少なければコミュニケーション能力が下がるのは当然のことです。
さらにコミュニケーションにおいてもっとも大切な、
「共感力」がスマホを使うことで、低下することが実験の結果からわかりました。
これはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の実験で、
12歳の子供たち51名を対象にロサンゼルス郊外のキャンプに連れて行き、
スマホやパソコンやゲームなどを一切使わない、いわゆるデジタル断食合宿を5日間行いました。
子供たちは当然、デジタル断食を嫌がりましたがしばらくすると慣れていき、
このデジタル断食をしたグループと、
断食をしない普通のグループでどのくらい共感能力に差が出るのか?ということを調べたのです。
デジタル断食を5日間した後に両方のグループに複数の写真を見せて、
その人の感情を読み取ってもらうという実験を行い、表情から感情を推定する能力について調べました。
結果として、
デジタル断食をした子供たちは断食をしなかった子供たちに比べ、写真に写る人の感情を読み取る能力が高くなっていたのです。
具体的な数字を挙げると、デジタル断食を行った子供たちは9.41%のエラー率だったのに対し、そうでない子供たちは14.02%という結果になりました。
人間のコミュニケーション能力とは「共感能力」が大切で、相手の気持ちや考えていることを察する、読み取る能力といえます。
そしてその読み取る能力はデジタル機器のスマホでは育むことができないのです。
直に顔を合わせたコミュニケーションで訓練しないと、社交技術は衰えていきます。
スマホが与える悪影響7.集中力の低下
スマホを使うことで人間の集中力が低下することがわかっています。
一つは、やる気ホルモンの「ドーパミン」がSNSや動画、映画の興奮によって頻繁に分泌するので、
反応性が悪くなり、やる気スイッチが入らず集中力を下げてしまいます。
またスマホを自分の近くに置くだけでも集中力が激減するという実験もあります。
これは50名の学生を対象にした実験で彼らの目の前にスマホを置いた状態にして、
数字の列から特定の数にバツ印をつけるという単純な作業をしてもらいました。
しかしそれが自分のスマホではなくても、
スマホが視界に入っただけで作業の成績が急激に下がってしまったのです。
またレストランの場合でもスマホを目の前に置いていた人たちは、
そうでない人と比べて、会話の最中に気が散らされる感覚を強く持ち、食事が楽しいと感じる度合いが低かったのです。
このことからスマホが視界に入るだけでわたしたち人間は、
無意識的に友人や知り合いが何をしているかを考え始めてしまうという心理があり、
集中力が目の前の作業から外れてしまうという傾向があるのです。
おすぎくん
五右衛門
カラダに悪影響を与えないための対策
ここからはどのようにスマホを使えばいいのかについて解説していきます。
夜はスマホを顔から36センチ離す
本文でも説明したとおり、ブルーライトは目の視力を下げるだけでなく、
睡眠ホルモンであるメラトニンの抑制をしてしまうため睡眠の質を大幅に下げてしまいます。
そこで、
「スマホを使いたい場合はどうすればいいのか?」
というみなさんの疑問に対し、
アメリカのメイヨークリニックが正しい使い方を調査してくれました。
その結果、
「もし夜にスマホを使いたいのであれば顔から36センチ離すことでブルーライトによる負担が軽減される」
という答えを出してくれました。
またスマホの明るさを最高に設定しているとブルーライトの強さが増すため、
明るさはできるだけ下げ、中より下にしたほうがいいと発表しています。
なので夜にスマホをいじる場合には、距離と明るさを意識するといいでしょう。
ブルーライトカットメガネを購入する
眼鏡メーカー各社から発売されている「ブルーライトカットメガネ」を1つ用意しておくと良いかもしれません。
有名なところで言えば、
- JINZ「PCメガネ」
- Zoffの「Zoff PC」
- PENGIN
- ELECOM
- 愛眼
などからもリーズナブルなブルーライトカット眼鏡が発売されています。
一日の計使用時間を2時間までにする
米デトロイトにあるヘンリー・フォード病院は、
「1週間に14時間以上インターネットを使っているティーンエイジャー(10代の少年少女)は、高血圧になりやすい」
という研究結果を発表しました。
つまり一日2時間以上の使用をすると、
- 依存症
- 不安
- うつ病
- 肥満
- 社会的孤立
などの健康リスクがあるとしています。
またオックスフォード大学が、
「スマートフォンを1日2時間以上使うと幸福度が下がる(平日の場合)」
としています。
このことから一日にスマホを使う時間は2時間までにしたほうがいいと言えます。
寝る1時間前は使わない
できれば寝る1時間前はスマホの光を浴びないようにしましょう。
睡眠ホルモンのメラトニンの抑制とともに、
SNSや動画などの情報によってドーパミンが分泌し脳が覚醒してしまい睡眠の妨げになってしまいます。
集中したいときはスマホを切っておく
もしあなたが勉強や仕事なにかに集中したい場合は、スマホの電源を切っておきしょう。
本文で説明したとおり、スマホが目に入るだけで、集中力が下がることが証明されていますし、
なにか通知を受けるだけでそちらに意識が向いてしまい、
一回途切れてしまった集中力を取り戻すためには20分必要と言われています。
なので、
できるだけ電源は切っておく、もしくは通知はオフにしておき近くに置かないようにしましょう。
おすぎくん
- メガネかける
- 寝る前に1時間空ける
- 一日2時間まで
- 集中したいときはスマホを切る
さいごに
いかがでしたか?
あなたが予想していたよりもスマホが与える影響はきっと大きかったはずです。
しかし記事の最後に書いた「対策」について意識してもらえれば、あなたの人生においてかならず役に立つはずです。
ぜひこの記事を参考にしてもらえたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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