今日から使える!心と体の健康科学

【知らないと危険】愚痴や悩みの相談を心理学的に対応する方法

あなたは友達、恋人、夫婦のパートナーから悩みの相談や愚痴を受けた時、どんな返しをしていますか?

男性

いやこうした方が良いと思うよ

男性

話を聞いてるとそれ自分がいけないんじゃないかな?

じつはこれらの提案や否定する返し、

かなり危険です。

人が相談してくるとき、ほとんどの場合は解決策じゃなくて、ある心理が働いている場合がほとんどだからです。

男性の方はよく、

男性

こうした方が良いんじゃない?

なんて提案ばかりしてしまいがちですけど、

それは二人の関係に、溝を作ってしまう原因になってしまうかもしれません。

じつは悩みを打ち明けるとき、愚痴を吐くときには正しい返し方が心理的にあります。

そして上手に相手の話を聞いて上げることができれば、さらに信頼関係が築けるようになるので二人の仲がもっと深まるはず。

なので今回は、悩みの相談や愚痴の正しい聞き方について心理的に紹介していきます。

動画でもわかり易く解説しています↓

 

相談を受けたときしてはいけないこと

最初に話を聞くうえで絶対にしないでほしいことが1つあります。

それは「アドバイス」をしないということです。

人は不安や不満を抱えると本能的に、誰かに話したいという欲求が生まれます。

それは話を聞いてもらえるだけで心が楽になることを脳は理解しているからです。

そして話を聞いてもらえることで心が楽になることを「カタルシス効果」と言いますが、

誰かに自分の思いを聞いてもらえるだけで、悩みの半分は解消するとも言われています。

だからこそ皆さんが相談されたらすべきことは、

アドバイスをするのではなくて、

「何も言わずにただ相手の話を最後まで聞いてあげること」です。

とくに男性は結論をすぐに出そうとして解決策をすぐ提案しようとしますけど、それは完全なるNG。

悩みの相談をしてくる人があなたに求めることはアドバイスじゃなくて、ただ話を聞いてほしいだけなんです。

多くの相談する人の心理として、

その当時感じた自分の、

  • 辛かった
  • 悲しかった
  • 苦しかった
  • イライラした

などの感情をわかってほしいだったり、

悩みの答えはもう自分の中で出ているけど不安だから共感してほしい、後押ししてほしいいう場合がほとんどです。

そんななかで、

「こうしたほうが良いんじゃない?」

「いやそれは違うでしょ?」

と、どんなにあなたが正しいこと本質を突いたことを言ったとしても、

それらの言葉は相談者側からすれば感情が受け付けないのです。

だって相手は自分が変わりたいんじゃなくて、

「今の気持ちをただわかってほしい」だけだからです。

シチュエーションによってはあなたの正しい、世間の正しいは相手にとって常に正解とは限りません。

なので相手を否定するようなことがあれば、

「違うんだよな、自分の言いたいことはそういうことじゃなくて…」

みたいに不完全燃焼で終わってしまう場合がほとんど。

最悪の場合、せっかく色々考えて解決策を提示したのに、

「この人、なんか違うな」なんて評価が下がってしまうなんてこともあります。

もちろん中には相手が本気でアドバイスを求めるケースはあるので、

そんなときはまず最後まで相手の話を聞いてあげて、

ただ話を聞いてもらって、共感してほしいのか?

提案を求めているのか?

どちらなのか?を見極めましょう。

それでもし相手が解決策をもとめているのであれば、

まずは相手を肯定、つまり認めてあげてから、

「こういう考えもあるんじゃないかな?」

と提案をしてあげれば、

話を聞いてもらえて気持ちも楽になるし解決策を教えてもらえて相手もハッピーですよね?

では次に会話中どのように話を聞けば良いのか?

相談中にすべき2つのこと

基本的にすべきことは2つ、それは相槌と共感です。

相槌は会話のテンポを作り共感は気持ちを楽にします。

  • えーっ、そうだったの?
  • その後どうなったの?
  • うんうん
  • そっかそっか

相槌は相手の話に興味を持てば自然と出る言葉ですよね?

そして共感はその当時、相手が感じた感情を言葉にしてあげましょう。

仕事で失敗して凹んでいる人がいるなら、

「そっかそっか、ミスしちゃったのか、色々大変だったね」

上司から理不尽に怒られて愚痴を吐いている人がいるなら、

「それはちょっと理不尽かもしれないね、たしかに納得できないよね」

このように相手が当時感じた感情を口に出し、そして言葉で表現して気持ちに寄り添う。

それだけでも相手の心は整理されてだいぶ楽になるはずです。

逆にこの共感や相槌ができないと、

相手も心のうちを吐き出したいのに、上手くできず不完全燃焼で終わってしまいます。

相談されたあなたがすべきことは相手が抱えている心のモヤモヤを上手に抜いてあげること。

何度も言うんですけど相談は解決策ではなくて、

その時感じた不安や不満、イライラ悲しみや苦しみなどの、

感情をただ聞いてほしい場合がほとんどです。

だからこそ、

相手の言っていることが良いか悪いか論理的にジャッジするんじゃなくて、

ただ相手の中に溜まっているガスを上手に引き抜いてあげる。

それが本当の「聞き上手」です。

そして相手は、

「あー話せてスッキリした」

「気持ちが楽になった」

と感じてくれるので、その人の持つ悩みの半分は解決するということです。

そして残りの悩みの半分は本人が自分の力で解決をしていくので、あなたはその後押しをしてあげましょう。

まとめ

まとめ今回をまとめると、

  • アドバイスはしない
  • 相手は解決策ではなくてただ話を聞いてほしいだけ
  • 話を聞くときは相槌と共感

という内容でした。

今回の内容は女性なら自然にできる人は多いですが、

男性は脳の構造上、

相談をされた→解決策を求めているんだ→なにか方法を提示してあげないと!

と論理的に考えてしまい、

つい提案やら相手の間違いを指摘してしまいがちです。

そこで今回の記事を何度も見てもらうことで、

後輩や友達、パートナーが悩んでいても上手に対応できるはずなので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

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