今日から使える!心と体の健康科学

ただの自慢は嫌われる|上手な自慢はヒトから尊敬される

あなたはやっていませんか?

「モテ自慢」

「仕事できる自慢」

「人脈自慢」

あとは昔の武勇伝を語ったり。

最近だと時代は変わってSNSの写真に高級ブランド軽く匂わせる、

港区女子のような「間接自慢」も流行っていますよね。

人は誇れるものだったり、なにかを嬉しいことがあるとつい他人に自慢をしてしまいがちすが、

それは人から間違いなく、

ウザがられます。

自慢している側、ひたすら嬉しいことを話している側はすごく気持ちいいものですが

聞いている側は不快に感じている場合がほとんどです

「すごい!」

「さすが!」

「そうなの!?」

なんて表面上ではみんな言ってくれるものの、

「始まったよ…」

「あぁ面倒くさいっ、どう対処しよう…」

というのが聞く側の正直な本音。

もちろんなかには、

「キラキラと嬉しそうに話している姿が好き!」

という人もいるかも知れませんが、

基本的に自慢は嫌われてしまいます。

しかし、

じつは嫌われる自慢の特徴パターンはだいたい同じで、

共通して言えること、

それは伝え方が下手だからウザがられるのです

いっけんネガティブなイメージしかない自慢ですが、

エッセンスを加えて上手に伝えているヒトほど尊敬されてみんなから愛されます。

もしあなたがなにか成功させたり、とても嬉しい出来事、

どうしてもその気持ちを伝えたい場合など、

相手の心理を先回りしてこれから話す「好かれる自慢の技術」を3つ知ってもらうことで、

相手を不快にさせることなく自己アピールすることができます。

これらの知識は必ずあなたの人生に役に立つので、

ぜひ最後まで読んでもらえたらと思います。

↓動画でもわかり易く解説しています↓

 

おすぎくん

伝え方を変えるだけで不快が尊敬に変わるの!?

五右衛門

そうだ、これから話すことをしっかり聞くんだぞ。

目次

嫌われない自慢1.自分の価値を普通以下にする

そもそもヒトはなぜ自慢されると不快に感じてしまうのか?

理由は嫉妬やうっとおしいなど色々とありますが、

多くの場合は自分の持つ劣等感が刺激されるからです。

ヒトには原始の時代から「競争本能」

つまりヒトよりも優位に立ちたい遺伝子が組み込まれています。

だからこそ、

自分と似たような環境、同じレベルで育ったヒトが、自分よりも上に行ってしまうことを本能的に嫌がったり、

マウンティングされて自分の方が上だと誇示されるのを嫌がるのです。

そして相手の自慢を認めてしまうと自分の劣勢を認め自尊心が傷ついてしまうことになってしまいます

だから相手の自慢を否定をしようとする反応が形を変えて、

不快だったりウザいという感情として現れるのです。

なので自分と近い友達みたいな人間であればあるほど、ヒトは敏感に反応しますし、

芸能人のような完全に自分のフィルターから外れた遠い人間になればなるほど、

不快という感情は遠のいて行く傾向にあります。

つまり近い人間に対し、

「私とあなたは違う人間なんです」

という優劣をハッキリさせるような強い自慢になればなるほど相手は不快に感じやすかったり、

その自慢が相手にとってコンプレックスだった場合に強い嫉妬や怒りといった感情に変わっていきます。

では不快の根源である人間の持つ劣等感を刺激しないようナニをすれば良いのか?

そこで自慢するときには、

まず1つ目、

目線を下げて、自分の価値を普通以下に設定しておきます。

結局ヒトは自分のほうが上だと言われるのが嫌なので、

「自分は下なんです」

ということを強調すれば、嫌味を取り除くことができます。

これどういうことかというと、

たとえば車や高級時計を買ったなら、

男性

自分はまだこれを買うような器じゃないけど、
どうしても欲しかったからお金貯めて買ったんだよね!

を買ったなら、

男性

人としてまだまだ未熟な自分なんですけど、じつは家を買ったんだよね!

ヒトを不快にさせてしまう人は、

「オレ車買ったんだ、かっこいいでしょ?」

「家買ったんだ、〇〇千万だよ?頭金〇〇円入れちゃったよ」

のように認めてほしい、褒めてほしい欲求を全面的に出す伝え方をします。

そうではなくて自分の価値を下げて相手の目線からできるだけ離れないようにすることで伝わり方がマイルドになるのです。

あと自虐して自分の価値を下げるのもオススメします。

たとえばタワーマンションに住んでいるとしたら、

あなた

僕タワーマンションに住んでいるんですよ

相手

すごーい!

あなた

まあ2階なんですけどね…

あとは、

あなた

じつは芸能人の〇〇君と同じクラスだったんですよ

相手

すごーい!

あなた

まあだいぶ人生に格差ができてしまったんですけどね

このように笑いが少しでも入ると自慢じゃなくて笑い話のように伝えることができますよね?

そうこのように大事なことは、

「自分を上げたら必ず落とす」

嫌われるヒトは自分を上げたまま相手との差を開こうとします。

覚えておいてください、

嫌われる自慢は承認欲求をひけらかして、自己アピールできる人は腰を低く目線を下げて自慢をします。

おすぎくん

たしかに威張っている人よりも謙虚で腰が低い人のほうが好感度高いよね!

嫌われない自慢2.結果ではなく努力や過程を伝える

嫌われる自慢好かれる自慢には大きな違いが一つあり、

それは嫌われる自慢は自分の良い結果、良い側面だけ見せようとします。

これどういうことかと言うと、

たとえば、

「仕事上手くいって昇進したんだよね」

「外車買ったんだよね」

「異性からモテるんだよね」

このように良い側面ばかり努力せず楽して手に入れたかのように演出すると、間違いなく嫌われます。

伝えるべきポイントはそこではなくて、

その結果に至るまでの苦労や失敗や努力、喜びだったり、その道のりを伝えてあげるのが好かれる自慢なのです。

人は結果の自慢話を聞くよりも、どのようにしてその結果までたどり着いたのか?

その過程を聞きたいという傾向にあります。

なぜなら結果だけの自慢を話されても再現性がないので全くもって役に立たないですし、

結果ばかりの自慢はただ嬉しさに浸っているようにしか見えません。

そうではなくて結果に至るまでの過程、苦労だったり努力、喜び、

失敗談は聞いてる側も人生の参考になりやすいし、学びになります。

また人はストーリーに心を動かされます。

成功している人の自伝はよく売れていますよね?

成功までの、

絶望や挫折、努力からのサクセスストーリーだったり、

人生の紆余曲折を赤裸々に書いてありますよね?

そして人は、

男性

この人は一見華やかに生きてきたと思っていたけど、
こんなストーリーがあったんだ!

男性

自分も努力して頑張れば、いつかこうなれるのかな!

なんてストーリーを知ることで自分の励みになったり、心が動かされます。

つまりヒトは弱い部分を見せる人、努力して頑張っている人間臭いヒトを好む習性があるとともに心を動かされます。

これにはちゃんと科学的な根拠もしっかりあって、

ロンドン大学が仕事の面接に関する実験をして、

被験者は603人

面接官と面接者の2つの役に分かれて、

面接官はどんな話を聞きたかったのか?を評価し、

話し手は面接官がどんな話を聞きたがっていたか?を評価するという実験をしました。

結果、面接を受けた側のひとは「自分の苦労話をしても相手は聞きたがらないだろう」と評価したけど、

面接官は「努力の話について聞きたかった」という評価をしました。

そして違うグループで努力の話をする人に対して面接官は温かい、共感できる」という好印象を抱いたのです。

つまり才能をアピールするよりも努力の話をする人に対していい印象を持ったということです。

なので結果をアピールするんじゃなくて結果とともに失敗談も入った過程も伝えてあげてください。

たとえば会社で昇進したなら、

男性

このまえ会社で昇進したんだけど、それまで上司に怒られて仕事が上手くいかず悩んだこともたくさんあったけど、
努力すれば結果って実るんだよね

こっちのほうが「俺出世したんだ!」よりも好感持てません?

あと僕の友達のエピソードでいえば、

友達が車を買ったとすごい自慢をしてきたんですね。

男性

ほら見てよこの機能、これ乗り出し〇〇円だからね

おすぎくん

始まったぞ…

でもよくよく話を聞くと、

平日に彼は普通に働いてて、じつはその車を買うために1年以上前から土曜の夜はバイトをしていたのです。

つまり毎週土曜夜の深夜から日曜の朝まで働いていたと、

そのエピソードが入るだけで伝わり方って大きく変わりません?温かみが生まれますよね?

「ほら見てよこの機能、これ乗り出しいくらだからね、かっこいいでしょ?」

だけで終わるよりも。

人によっては何も言わずにかっこいい部分だけ切り取ったり、努力をしないで結果を出すことが、

「美学」と考えているヒトも多いかもしれません。

たしかに誰にも言わずに結果を出し続けることはとてもカッコいいことです。

でも人から好かれるという観点から見れば、

やっぱり人って弱い部分を見せてくれるような人間臭いヒトのほうが心も動かされるし、応援したくなるものです。

なので結果や良い側面を見せるのではなく、過程もしっかり伝えるようにしましょう。

五右衛門

人は苦労や失敗、ストーリーに心を動かされるんだ。

嫌われない自慢3:相手の気分を高めてから自慢する

コミュニケーションはお互いが気持ちよく話すことが大前提なのに、

嫌われる自慢は自分ばかり話して相手を不快にさせます。

「俺はこうでね、ああでね」

聞く側は「はぁ」みたいな。

ちなみに海外で行われた研究で、

自分から切り出して話す自慢は評価を上げるどころか印象をかなり下げることはわかっています。

そこで相手に配慮するということで、

自分の話をする前にまずは、

相手を気持ちよくさせてワンクッション入れてから要件を伝えようということです。

相手が楽しく話すことができれば、

「好意の返報性」からあなたの自慢話を抵抗を和らいで聞き入れてもらえるということですね。

やはりコミュニケーションはお互いが楽しくキャッチボールすることが大事なので、

相手にとっても話をするメリットがないと会話のバランスが崩れて不快感を与えてしまう結果になります。

なので一方的に自分の話をするのではなくまずは相手を気持ちよくさせてから自己アピールをするようにしましょう。

じゃあそのためになにをすれば良いのか?

たとえば相手の自慢話を先に聞いてからアピールをしたり、

相手の話を上手に聞いてあげ気分が高まったとき伝えたりなど。

まずは自分からではなく「相手ファースト」ということを頭に入れて会話をするようにしましょう。

おすぎくん

コミュニケーションの基本はお互いが楽しいものでないといけないよね!

五右衛門

自慢ばかり一方的に話していたら嫌われるぞ。

まとめ

いかがでしたか?

今回をまとめると、

  • 自分の価値を下げる
  • 結果ではなく過程を伝える
  • 相手の気分を高める

という内容でした。

なのでこの3つを組み合わせて上手に伝えることができれば、

相手を不快にさせず間違いなくあなたに尊敬の意を持ってくれるようになるはずです。

ぜひこの記事を参考にしてもらえたらと思います。

人から好かれる5つの技術|好意をもたれる人にはある法則が!?

参考文献:

自分から自慢話をすると評価が下がる

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15534510903160480

人は結果よりも努力の話を聞きたい

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/01973533.2018.1500289?journalCode=hbas20

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